葉っぱがゆらゆら揺れてるー
パクっ(もぐもぐ…)
あああっっ!!
コーヒーの木の葉っぱ食べちゃった!
(もぐもぐもぐもぐ…)
今はなんでもなさそうだけど、こういう時どうしたらいいんだろう?
猫にとって危険なのかな?何か対処しなきゃいけない?
こんにちは!つむぎです
猫って好奇心旺盛で、目についたもはなんにでも興味津々!
しかもゆらゆら揺れてたら気になるようでソワソワしだしますよね。
この間もたまたまお手入れのためにコーヒーの木の鉢植えを室内に入れていたら、葉っぱの揺れが気になったのか少し食べてしまいました。
幸い体調に異変は見られなかったのですが
猫がコーヒーの木を食べちゃったら危険なのかな?
どう対処したらいいんだろう?
と思って色々調べてみました!
・猫がコーヒーの木を食べたら危険な理由
・猫がコーヒーの木を食べた場合の対処法
・猫にとって有害な成分を含んだ観葉植物
が分かります。
それではどうぞ!
コーヒーの木の葉や果実にはカフェインやテオブロミンといった成分が含まれています。
人間が摂取した場合には問題ありませんが、猫が大量に摂取した場合、脳神経や心臓に大きな影響を与え、中には死に至ってしまうケースもあります。
コーヒーの木を猫が食べたらどうなる?
結論から言うと、中毒症状を起こす可能性があります。
コーヒーの木に含まれるカフェインやテオブロミンという成分は、猫にとっては有害なものです。
猫はカフェインやテオブロミンを分解する能力が低く、摂取すると体内に蓄積されてしまいます。
その結果、猫の体質によっては嘔吐や下痢などの中毒症状が現れる可能性があります。
下痢したり、調子が悪くなるのはつらいから嫌だよー
食べても問題ない猫もいるようですが、
飼っている猫が吐いたり、下痢をしたらかわいそうですよね。
コーヒーの木は極力食べさせないようにした方がよさそうです
コーヒーの木の葉の部分はカフェインやテオブロミンの含まれている量が少ないため、少量であればそこまで心配はないとされていますが、食べた量によっては中毒症状が出る可能性もあります。
また、果実部分には多くのカフェインが含まれているため葉の部分に比べて中毒症状が出やすい傾向にあるようです。
猫がコーヒーの木を食べた場合の対処方法
猫がコーヒーの木を食べた場合、まず
猫の体調に異変が起きていないか観察します。
素人判断は危険なので、中毒症状や体調に何らかの異変がある場合は
すぐに獣医さんに診てもらった方がいいです
獣医は猫の体重や摂取量、摂取時間などに応じて適切な治療法を指示してくれます。
中毒症状が軽度であれば、自宅で経過観察することもできますが、必ず獣医の指示に従ってください。
・呼吸がおかしくハアハアしている
・けいれんが起こっている
・よだれが出ている
・ふらふらしている
等の症状が場合は、すぐに動物病院に行ってください。
注意点としては、以下のことを気にかけておくと受診の際に役立つかと思います。
・猫がコーヒーの木を吐いたり、下痢をしたりした場合は、その物質を保管しておく。
⇒獣医に見せることで、診断や治療に役立ちます
・猫に食事を与えない。
⇒胃腸の負担になりますし、中毒物質の吸収を増やす可能性があります。
・猫が興奮したり、動き回ったりしないように静かな場所に移動させる。
⇒心臓や血圧に負担がかかりますし、中毒症状を悪化させる可能性があります。
猫にとって有害な成分を含んだ観葉植物一覧
猫にとって有害な成分を含んだ観葉植物は、コーヒーの木だけではありません。
他にも多くの種類があります。
ここでは、猫にとって危険な観葉植物の一覧を紹介します。
特にユリやユリ科の植物は猫にとって猛毒で花、花弁、花粉、葉、茎、根などどの部分も少量でも摂取してしまうと危険とされています。
もし、これらの観葉植物が自宅にある場合は、猫の手の届かない場所に移動させるか、処分することをおすすめします。
ユリ科 | ユリ、スズラン、アマリリス、クリスマスローズなど | 花や茎、葉、球根など全ての部分に有毒成分が含まれます。猫が食べると、急性腎不全を引き起こす可能性があります。 |
サトイモ科 | サトイモ、タロイモ、カラタス、アロエ、ポトスなど | 茎や葉に有毒成分が含まれます。猫が食べると、口や喉の粘膜に刺激を与えて唾液や嘔吐を促します。また、下痢や食欲不振などの消化器系の障害も起こす可能性があります。 |
ヒヤシンス科 | ヒヤシンス、チューリップ、ダッフィオドルなど | 球根に有毒成分が含まれます。猫が食べると、吐き気や嘔吐、下痢などの消化器系の障害や興奮やけいれんなどの神経系の障害を起こす可能性があります。 |
アサガオ科 | アサガオ、サボテン、トマトなど | 茎や葉に有毒成分が含まれます。猫が食べると、吐き気や嘔吐、下痢などの消化器系の障害や興奮やけいれんなどの神経系の障害を起こす可能性があります。 |
キンポウゲ科 | キンポウゲ、アネモネ、ランタナなど | 茎や葉に有毒成分が含まれます。猫が食べると、口や喉の粘膜に刺激を与えて唾液や嘔吐を促します。また、下痢や食欲不振などの消化器系の障害も起こす可能性があります。 |
その他 | アイビー、シダ類、フィカス類、ドラセナ類など | これらも茎や葉に有毒成分が含まれます。猫が食べると、吐き気や嘔吐、下痢などの消化器系の障害を起こす可能性があります。 |
特に中毒症状は出なかったけど、病院に連れてかれたよー!
でも、葉っぱがゆらゆら揺れてたら、気になってしょうがないよ
猫がコーヒーの木などの有害な観葉植物を食べないようにするためには、どのような対策が必要でしょうか?
ここでは、猫が部屋で安全に過ごすための対策を紹介します。
安全な観葉植物を選ぶ
第一に、猫にとって安全な観葉植物を選ぶことが大切です。
猫にとって有害な観葉植物は、前述した一覧以外にもありますので、購入する前に必ず調べるようにしましょう。
また、猫がいたずらで土を掘り起こして食べてしまったり、鉢植えを倒してしまうといったような危険性も考えられます。
まずはしっかり様子を見て必要であれば、高い位置にずらしたり、囲いをするなどの対策を施すようにしましょう。
猫にとって安全な観葉植物一覧
猫にとって安全な観葉植物は、以下のようなものがあります。
これらは猫が食べても中毒症状を起こさないとされていますが、あくまでも参考程度にしてください。
また、猫が食べ過ぎると消化不良やアレルギー反応を起こす可能性もありますので、注意してください。
猫草 | 猫草は猫に害がなく、多くの猫が好んで口にする植物の総称です。キャットグラス、ペットサラダなどとも呼ばれます。燕麦(えんばく)や大麦など、背の低いイネ科植物の新芽が「猫草」として流通しています。 ほかの観葉植物を食べてしまうことを防ぐためにも、愛猫が猫草を好んで食べる場合には、飼育環境に猫草を置いてあげましょう。 |
パキラ | パキラは熱帯地方原産の観葉植物で、幸運を呼ぶと言われています。茎や葉は肉厚で水分を多く含んでいます。パキラは猫にとって無毒ですが、茎や葉を噛んだり引っ張ったりすると水分が出てきますので、汚れやすい場所に置かないようにしましょう。 |
エバーフレッシュ | エバーフレッシュはマメ科コヨバ属の常緑高木です。 小さな葉が連なっており昼は葉を広げ、夜は葉を閉じるのが特徴。猫が遊びたくなるよな細かい葉の形をしているので、倒さないように注意しましょう。 |
ヤシ科の植物 | アレカヤシ、テーブルヤシ等のヤシ科の植物は、コンパクトなサイズ感が魅力的な常緑低木です。熱帯地域の植物ですが、寒さや日陰に強いため育てやすき人気があります。葉が多く先端が尖っているため猫がじゃれてケガをしないよう注意しましょう。 |
猫に観葉植物を誤食させないための対策
たとえ猫にとって安全な観葉植物を選んだとしても、大きすぎるものを誤って飲み込んでしまい気道をを圧迫して窒息したり、食べ過ぎて消化不良をおこしたりアレルギーの症状が出てしまうこともあります。
猫に観葉植物を誤食させないためには、さらに対策が必要になってきます。
ここでは、猫に観葉植物を誤食させないための対策を紹介します。
観葉植物を高い場所に置くことで、猫の目に入りにくくしたり、届きにくくしたりすることができます。
壁掛けや吊り下げ式の鉢、棚やキャビネットの上などが適しています。
ただし、猫が飛び乗れる場所や落下する危険がある場所は避けましょう。
猫は嗅覚が鋭いので、観葉植物に猫よけスプレーを使うことで、猫が近づきにくくすることができます。
忌避剤はペットショップやホームセンターなどで購入できます。
室内で使用するならしつけ用やトイレトレーニング用と商品パッケージに書かれているものがおすすめです。
ペパーミントやワサビの様な天然素材を使用していて、基本的には人や猫に無害な成分で作られています。
人間が感じられない程度のニオイなので、部屋に匂いが残る心配も少ないです。
よりリスクを軽減したい方は無臭タイプを選ぶと安心です。
逆に忌避剤とだけ書かれている商品は室外専用の事も多く、匂いが強かったり、猫に有害な成分が含まれていることもありますので、しっかり確認して購入するようにしてください。
また、猫よけスプレーは自作することもできます。
唐辛子や穀物酢などを水で薄めて手軽に作成することが出来るので、少量から試してみたい方にはおススメです。
猫は柑橘類のニオイやミント系のニオイも苦手な為、
・ローズマリー
・レモングラス
・ペパーミント
・チャイブ
等のハーブやアロマオイルでも効果があります。
観葉植物以外にも猫が誤って飲み込んでしまったり、舐めてしまうと危ないものもあります。
ここでは、観葉植物以外に猫が誤飲してしまうと危険な物を紹介します。
そのおすそ分け危険かも!『人間の食べ物』
猫は人間の食べ物を食べてしまうことがありますが、中には猫にとって有害なものもあります。
・チョコレート
・ニンニク
・タマネギ
・ブドウ
・アボカド
・ナッツ類全般
などは猫にとって毒性があるとされています。
これらの食べ物は猫に与えないようにしましょう。
また、生肉や生魚、生卵などは細菌や寄生虫の感染源になる可能性がありますので、熱を通してから与える方が安全です。
猫にとっては有害!『人間用の薬』
人間の薬も誤って飲んだり、舐めたりすると猫にとっては有害です。
鎮痛剤や解熱剤、抗生物質などは猫にとって致命的な中毒を引き起こす可能性があります。
これらの薬は猫の手の届かない場所に保管しましょう。
また、猫用の薬も適切な量や期間を守って与えましょう。
獣医の指示に従わないと副作用や耐性の発生などの問題が起こる可能性があります。
洗剤に含まれる『化学物質』も実は危険
掃除用品や洗剤、殺虫剤などの化学物質を誤って飲んだり、舐めたりすることがありますが、これも猫にとって有害です。
漂白剤や塩素系洗剤、アルコール系洗剤など猫にとっても刺激性や毒性があります。
化学物質を含んだ薬剤などは、猫の手の届かない場所に保管しましょう。
また、使用後はしっかりと拭き取ったり洗い流したりすると、猫も安心して生活することが出来ます。
電化製品のコードや紐にもご注意を
電気製品やコード類は猫が噛んだり引っ張ったりすると感電や火災の原因になる可能性があります。
猫の手の届かない場所に置いたり、カバーしたりしましょう。
また、紐やゴムひも、ビニール袋などは猫が遊んだり食べたりすると窒息や腸閉塞の原因になる可能性があります。
使用後はすぐに片付けたり捨てるようにしておくのが安全です。
この記事では、
・猫がコーヒーの木を食べたら危険な理由
・猫がコーヒーの木を食べた場合の対処法
・猫にとって有害な植物、安全な植物
をお伝えしてきました
観葉植物を室内に飾る場合は、猫に無害な植物を選んでくれると
ボクも安心して生活できるよ!
コーヒーの木を室内に飾っていて、猫が食べてしまう可能性がある場合は、吊り下げ式のプランターを使うなどして誤食をしない対策をするのが猫にとっても安全ですし、飼い主も安心して一緒に暮らすことが出来ますね。
また、万が一コーヒーの木を食べてしまった場合にはまず、獣医さんに連絡することをおススメします。